とくていひえいりかつどうほうじんどりーむどりーむ
法人概要
○設立趣旨
2002年我が国ではFIFAワールドカップが韓国と共同開催され、サッカーファンやスポーツ愛好者のみならず多くの 人々がサッカーへの関心を高め、スポーツの素晴らしさを実感する契機となりました。日本のプロサッカーリーグであるJリーグが発足して約20年が経とうとし、日本全土に多くのプロサッカーチームが誕生し、地域・行政・企業が協働し、 地域に根ざした素晴らしいスポーツ環境が整ってきました。佐賀県にもサガン鳥栖というプロチームが存在し、シンボル的存在として県スポーツ界の牽引役として、地域スポーツや経済の活性化の一端を担っていることは周知の通りです。
サッカーをはじめスポーツの原点は「楽しさ」「うれしさ」「素晴らしさ」にあります。一流アスリートも趣味としてスポーツ活動をしている人もみんな「楽しさ」「うれしさ」「素晴らしさ」がそこにあるから行っているのです。
しかしながら、本県においてはスポーツ施設に目を向けても充分に整っているとは言い難く、スポーツ活動を行う受け皿の不足も指摘されているのが現状です。行政及び各種団体と連携して、スポーツが気軽に出来るスポーツサークル、指導者の育成などのスポーツ活動を楽しみ行うための環境整備等を行う事こそが地域住民の願いであり、現代社会にとって重要なことであると考えています。
私たちはこのような観点により、スポーツを身近に感じ、楽しむきっかけづくりとサッカーをはじめとするスポーツへの関 心を高めるために、新しいスポーツ環境の施設整備及び普及活動事業を展開し、またサッカー競技を媒体とした県民の心身の健全な発達とスポーツ文化の発展、地域活性化への貢献を目的とするとともに必要な調査・研究・啓発活動を行う特定非営利活動法人を設立しました。
○法人設立までの経過
2002年、佐賀大学にて大学による地域貢献事業のひとつとして「ユニキッズサッカークラブ」が活動を始めました。サッカーを通じて、大学と地域、学生と住民のスポーツを通じた交流を増やし、少年サッカーのあり方を示しながら地域スポーツクラブのモデルケースとしての役割を果たし、将来的には地域を代表する市民スポーツクラブの形成に貢献することを目的として活動がスタートしました。
活動当初は4歳児(年中児)~小学6年生を対象に佐賀大学サッカー部員がコーチとして毎週土曜日を基本的な活動日として週1回の練習をスタートさせました。その後、参加者も増加していく中で更なる活動の場を求める声に応える形で活動日を週1回と2回の選択制としました。また競技のレベルアップを目指すニーズにも対応して、公式大会などへの参加も可能とするために「エーレンU.K」というチームを発足させその活動の幅を広げてきました。
現在では女子スクールも開校されるなど約150名もの子どもたちが様々な校区から集まって、サッカーを通じた友情の輪を広げています。今後、さらにこうした活動を継続的に発展・充実させていくためには確固たる組織体を形成し、揺るぐ事のない理念の下、経済的にも自立した組織になる必要があると考えられます。そのため、特定非営利活動法人を設立し、サッカーだけに留まらない多種多様な事業の創設と提供を行い、多くの会員が自らの意志によって様々な活動に参加できる場の確保と運営体制の強化を図り、地域住民の健全な心身の育成ならびに多くの交流による活発なコミュニケーションを促進し、地域コミュニティの活性化に寄与するよう、これまで以上に地域社会に貢献すべく本法人設立に至りました。